新型コロナウィルスの影響で以前より注目され出した在宅勤務。
その中でも、主婦の在宅ワークという働き方も以前より求人も増えて始めやすくなってきました。
家事や育児をする機会の多い主婦にこそ、在宅ワークのメリットはたくさんあります。
しかし、「在宅ワークで主に収入を得ている」という人は全体の割合では少なく、やはり決していいことばかりではないことが伺えます。
デメリットを知らないと、始めてみるのも勇気がいります。
そこで今回は実際に在宅ワークをやってみて実感した、在宅ワークのデメリットをまとめてみました!
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【主婦の在宅ワーク】やってみてわかった在宅ワークのメリット
正社員やパート・アルバイトでの働き方と違って、在宅ワークでの働き方って想像しにくいですし、不安に思う方もいるかもしれません。
そこで今回は、わたしが実際にやってみて感じた在宅ワークのメリットをまとめてみました。続きを見る
やってみて実感した在宅ワークのデメリット
メリットがいっぱいの在宅ワークもメリットばかりではありません。
もちろんデメリットもあります。
人によってはデメリットじゃないかもしれませんが、わたしが実際に在宅ワークをしてみてデメリットかなあ~と感じたことをあげてみます。
自己管理が外働きよりも求められる
会社勤めをしていると、仕事の日時はしっかり決まっていますし、会社に行ったら仕事をするしかありません。
しかし、在宅ワークですと仕事の日時は自由に決められることが多いです。
決められた仕事がきちんとできていれば働く日時はいつでもOKですし、勤務時間が決まっている仕事だとしても自由に休みが取れたり、仕事の時間を変えられることも多いです。
でも締め切りがある仕事であればきちんと締め切りまでに仕事を仕上げなくてはなりません。
自由に休みが取れる仕事だとしても毎日のようにドタキャンしたり予定変更ばかりもしていられません。
自分で仕事の進捗を管理してスケジュールを組まなくてはなりません。
また自宅で仕事をすることは誘惑がかなり多いです。
いつでもテレビが見れますし、おやつも食べられますしお昼寝も出来ます。
そんな誘惑を退けてしっかり自己管理する必要があります。
自己管理出来ることが収入アップにも不可欠です。
苦手な人は時間がきっちり決まっている仕事を選ぶのも一つの方法です。
オンとオフの切り替えが難しくなる
外に働きに行く場合、仕事とプライベートの切り替えを人それぞれいろんなポイントで作りやすいです。
例えば駅に着いたら仕事モードをオンオフする…などです。
しかし家で仕事をしていると、いつまで経っても仕事モードに切り替えられずなかなか仕事を始められなかったり、逆にいつまでも仕事をしてしまったりしてしまうことがあります。
体調が悪くても自宅であれば仕事をすることも出来ますが、休むべき時はしっかり休むことでしっかり働くことが出来ます。
例えば仕事の時間を自分なりに決める、服を着替える、散歩などで気分の切り替えをするなど、自分なりにオンとオフの切り替えを出来るようにすることが大事だと思います。
仕事ができる環境を自分で作らなければならない
リビングのソファーの向かいにあるローテーブルにノートパソコンを置いて床にべた座りで仕事をする…。
2~3時間なら可能かもしれませんが、長時間では腰や股関節を傷めてしまいます。
自宅のパソコンスペースは旦那さんも在宅勤務で使えないという家庭もあるかもしれません。
一般的な在宅ワークをするにはモバイル回線以外のインターネットの固定回線はほぼ必須です。
ネット回線がスマホしかない場合は自宅に光回線を引くことも検討する必要があります。
夜遅く仕事をする場合は特に、契約によっては光回線は重くなることがあるのにも注意が必要です。
コールセンターはもちろん、そうじゃない仕事であっても静かで落ち着いた空間が必要です。
ペットや赤ちゃんの泣き声が聞こえる部屋では出来ない仕事もあります。
仕事とプライベートをしっかり分けるためには、狭くても仕事のスペースは作らなくてはなりません。
またホームセンターで980円で買ったクッションや座椅子での作業はきついので、机と椅子を用意した方がいいです。
机はともかく、家で仕事をするなら椅子は値段が高くてもケチらずいいものを選ぶべきです。
腰をやられたら椅子代以上の損失です。
オススメの椅子についてはまた記事にしたいと思います♪
家族が一緒にいることが問題となることがある
家族と一緒に働けることはメリットでもありますが、場合によってはデメリットになることがあります。
外に働きに出て家族と離れて「主婦である自分」とは別の自分になることでストレスを発散出来ることもあるかもしれませんが、在宅で働くと家にいる機会が増えます。
夫も在宅勤務だったり、子供も家にいるとそれがストレスになる人もいると思います。
また、家族がいる日は仕事スペースが確保出来ないなどで仕事が出来なくなる人もいるかもしれません。
仕事の内容によっては守秘義務などで家族が一緒にいる場所では出来ない場合があることもあります。
パソコン・ネットの故障が収入減に直結する
会社勤めでしたら、会社のパソコンが壊れてもすぐに会社が代わりのパソコンを用意してくれます。
ネットが切断して仕事が出来なくてもとりあえずは会社にいれば給料がもらえることもあります。
しかし在宅ワークですと、パソコンが故障したら自分で修理交換する必要があります。
もちろん実費です。
ネットが切断されてその間仕事が出来なければその分収入が減る場合もあります。
ただパソコンについては契約する会社が貸与してくれたり、一時的にリース出来る場合もありますので契約時に確認してみてください♪
周囲からの理解が得られない場合がある
なんて言われることがあるかもしれません。
新型コロナウィルスの影響で在宅勤務(テレワーク・リモートワーク)という働き方が見直されました。
「そういう働き方もある」「家で仕事をしている人もいる」という事が大分一般的に知られるようになってきましたが、まだまだ周囲からの理解が得られない場面があることもあります。
他の人の仕事ぶりが見られない
会社勤めだと先輩や同僚の仕事を見て勉強になることがたくさんあります。
直接教えてもらわなくても見て盗める技術はたくさんあります。
でも家で仕事をしていると、どうしても他の人の仕事ぶりを見ることが出来ないか出来ても外働きよりは少なくなります。
他人の進捗もわかりにくいですし、それに伴って自分の進捗や仕事ぶりもこれでよいのかという指標もないです。
大きな会社ですと他の人の仕事を共有するしくみや、見る機会を積極的に作ってくれたりはしますが、在宅ワークは手探りをしながら自分で適確に判断しながら仕事を進める必要があると思った方がいいと思います。
コミュニケーションを取るためのハードルが上がる
会社勤めをしている場合、何かあればすぐに誰かにアドバイスを求めることが出来ます。
もちろん会社勤めをしている場合でも、自分で判断できることは自分で判断するのは当然なのですが、在宅ですと会社勤め以上に自分の判断が求められます。
なぜならコミュニケーションを取るためのハードルは在宅勤務ではぐっと上がるからです。
直接顔を合わせて仕事をしていたら隣の席の人に5秒で確認出来ることが、メールやチャットビデオ会議等で確認してもらう必要があるわけです。
そうすると手間と時間がかかるし、相手にも手間と時間を取らせていることになるわけです。
そう考えると何かあっても訊きにくくなってきます。
また直接顔を合わせて話をすれば伝わることが、文字でのやり取りになると伝わらないこともあるので、
が悩みとなることがあります。
契約開始から満了まで一度も直接顔を合わせることがない場合、顔も知らない会ったこともない人と文字だけのやり取りとなり、そういった悩みが出てくる可能性もあります。
一人で働くことが苦痛に感じる場合がある
一人で黙々と働くことが出来る在宅ワーク。
しかし中には誰とも雑談も出来ないことに苦痛を感じる人もいるかもしれません。
同僚との関係が良好で楽しくおしゃべりしながら働くことで仕事のつらさや悩みから解消されることもあります。
日々の雑談の中に仕事へのアイディアや気付きが得られることもあるでしょう。
仕事以外にもプライベートにも役立つ情報や新たな人や物への出会いがあることもあります。
在宅ワークだと、そのようなことがほとんどなくなり、日中誰とも会話してないという事がある場合もあります。
健康管理が大変になる
家から出なくても仕事が出来るので、気が付けば何日も家から出ていない…ということが起こりえます。
運動不足になれば太りますし、何より健康に悪いです。
椅子に座って仕事をすると椅子に座っている時間分寿命が減るなんて言われたりもします。
在宅ワークじゃなくてもデスクワークなら運動不足にはなりますが、在宅ワークは通勤がないので「一駅分歩こう」などもなくなり、意識的に運動する機会を増やさなければなりません。
ただ、通勤がない分空いた時間を運動に充てやすいので、かえって在宅で仕事をするようになったことによって運動する機会を増やすことは可能です。
人によってはメリットでもありデメリットでもある?
自分のパソコンを使って仕事をする or 仕事用のパソコンが貸与される
自分のパソコンを業務用に使う場合
パソコンをプライベートで使用するのみでしたらセキュリティも最低限でよく、普段パソコンを使わないならばそもそもパソコンがない人もいるかもしれません。
普段ネットサーフィンぐらいしか使っていないならどんなパソコンでもよいです。
しかし仕事でパソコンを使うとなると、例えばノートパソコン1台では不便さを感じるかもしれません。
仕事内容によってはデスクトップPCにモニターを2台や3台置く必要があることもあります。
また自宅のPCを趣味でがっつり使っていたら、仕事で共用はいろんな意味で厳しいです。
ウィルス対策だけではなくデータ流出等に対する対策も必要になってきます。
しかし、自宅のPC環境が恵まれていたら自宅のPCをそのまま使えるなら、別のPCの置き場所を用意する必要がありません。
自分で仕事用のパソコンを別に用意する余裕があれば自由に用意することも出来ます。
業務用のパソコンが貸与される場合
中には「デスクトップPCを2台貸与しますのでそれを使用するように」という企業もあります。
そうなるとその置き場所を用意する必要があります。
無料貸し出しではなく、報酬から手数料を引かれる場合やリース料金がかかる場合もあります。
自分のパソコンとは勝手も違います。
しかしプライベートのPCと業務用のPCを分けたい場合は最低限の自己負担でPCを分けることが出来ます。
物理的に別のパソコンを仕事で使うのでセキュリティも安心です。
仕事の評価は成果物のみで判断されることが多い
在宅ワークでは仕事の評価は良くも悪くも結果が全てです。
仕事の過程は見ることも見せることもなかなかできませんから、成果以外の「頑張り」「勤務態度」「努力」などは評価されにくいです。
仕事の世界ですので「どんなに頑張ろうが結果が出なければ評価はされない」のは会社勤務も同じですが、会社勤務以上に成果物のみで判断されることが多いです。
逆に言えば勤務態度が悪かったり頑張ってなくても結果が出せれば収入は増えます。
契約形態次第では勤務中に昼寝をすることも可能なのが在宅ワークなので。
「結果は芳しくなくても勤務態度がいいから評価される」という会社もあるとは思いますが、在宅ワークでは勤務態度が良くても納期までに納品できなかったり、結果を出せなければ収入はないです。
しかし結果が出せる人には快適な環境と言えるかもしれません。
在宅ワークはデメリットはあるがやっぱりメリットはいっぱいある!
どんな働き方でもメリットがあればデメリットもあります。
何をメリットと感じ、何をデメリットと感じるかは人それぞれの部分も多数あると思います。
わたしはデメリットよりメリットの方が大きいと感じますし、何よりそのメリットの部分が快適なので在宅ワークという働き方は気に入っています。
デメリットよりメリットが多く感じたら是非とも在宅ワークをやってみるのもいいかもしれません。