副業で在宅ワークを始めたり、本業としてフリーランスや個人事業主として仕事を始めることが、難しそうで不安に思っている方もいらっしゃるかもしれません。
でも「開業」自体はとっても簡単なんです♪
「開業届」をお住まいの管轄の税務署に提出するだけで、もう個人事業主・フリーランスとしてお仕事を始めることが出来ます。
そして「開業届」と一緒に「所得税の青色申告承認申請書」を提出すれば、いろいろな控除を受けることができる青色申告で確定申告ができるようになります。
この「所得税の青色申告承認申請書」も「開業届」と一緒に簡単に作ることが出来ます。
開業すること自体は、開業届を提出しなくても始めることが出来ます。
でも、主婦や学生でも会社勤め以外の収入が一定以上あったら自分で確定申告をして税金を納めなくてはなりません。
正社員やパート・アルバイトなどの会社勤めだけの収入しかない場合は、勤め先の会社が年末調整をしてくれます。
学生さんや主婦で保護者の方や夫の扶養の範囲内での収入しかない人はそもそも税金を納めなくていいので、自分で確定申告はしたことがない人も多いかもしれません。
開業届や所得税の青色申告承認申請書を提出していなくても、白色申告での確定申告は出来ます。
しかし、確定申告をして税金を納めるためには白色申告をする場合でも帳簿を付ける必要があります。
どうせ帳簿をつける必要があるなら、税金もオトクな青色申告が出来るようになる所得税の青色申告承認申請書も開業届と一緒に作成して、一緒に提出してしまいましょう!
二つとも簡単に作ることが出来ますよ!
という方の為に、すぐ作ってすぐ提出できる方法をまとめました!
クリックできる目次
個人が開業するのに最低限必要な書類
開業届
開業届は、個人事業主が公に「個人で事業を始めました」ということを宣言する届出書です。
正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出書」といいます。
提出期限は開業から1か月以内です。
所得税の青色申告承認申請書
青色申告をするために必要になる書類です。
提出期限は1月15日までに事業を開始した人は、その年の3月15日。1月16日以降に事業を開始した人は、開業から2か月以内です。
書類を作成・提出するのに必要なもの
最低限これだけあれば開業に必要な書類を制作して提出することが出来ます。
- インターネットに繋がったパソコンまたはスマホ
- 封筒2枚(長3や長4封筒でOK。後述する事業開始等申告書も提出する場合は3枚ないし4枚)
- 84円切手2枚(後述する事業開始等申告書も提出する場合は3枚ないし4枚)
- 印鑑(認印でOK)
- マイナンバーカード、またはマイナンバー通知カードなど、自分のマイナンバーがわかるもの
- 屋号を決める場合は考えておく(屋号はなくてもOKです)
- プリンター(ない人でセブンイレブンが近くにある人はセブンイレブンのネットプリントがオススメ)
e-Taxを使うためにマイナンバーカードを作る方はこちらの記事もCHECK
マイナンバーカードを使ってみた!申請の仕方は簡単!確定申告に備えて早めに作っておこう!
マイナンバーカードを持っていると、確定申告が自宅から簡単に行えるようなりますし、節税になります。
早めに申請しておけば確定申告までにカードの準備が間に合うかもしれません!
そこで今回は、実際にマイナンバーカードの申請をしてみたので、申請の仕方や申請の際に気になったことをまとめてみました♪続きを見る
開業に必要な書類は専用のサイトですぐ作れる
開業届や所得税の青色申告承認申請書は、専用のサイトですぐ作れます。
めんどくさそうにみえますが10分もあれば作れちゃいます♪
それは 開業Freee というサイトです。
開業Freeeにアクセスしてアカウントを作る
開業Freeeにアクセスして、トップページからアカウントを作ってログインします。
Googleのアカウントでもログインすることができます。
質問画面が出てくるので回答する
ログインすると質問画面が出てくるので、回答していきます。
自宅の近くの税務署も簡単に調べて入力できます。
全部入力したらPDFが作られるのでダウンロードして印刷
全部入力したらPDFファイルがダウンロードできるようになっているので、ダウンロードして中を確認して問題なければ印刷します。
ネットプリントなどを使う場合は、そのPDFを登録すればOKです。
ネットプリントに登録する場合は念のために、登録の画面でパスワードをかけておくと安心です♪
印刷したら印鑑をおしてマイナンバーを記入して郵送
印刷したら、「出力された書類の内訳」と税務署への宛名カード、「開業届」と「所得税の青色申告承認申請書」、それぞれの控えなどが出来上がります。
マイナンバーを記入する場所と印鑑を押す場所が書かれた説明書も出てくるので、説明書の通りにマイナンバーを書いてハンコを押します。
控えも同じように記入&押印します。
「出力された書類の内訳」に税務署の住所が書かれた宛名カードがついているので、切り取って切手を貼った封筒に貼ります。
そして、出力された書類を控えも含めて一緒に封筒に入れます。
控えは税務署で受付のハンコを押して返送してくれるので、控えを返送してもらうための返信用封筒も同封します。
返信用封筒は自分の住所と名前を書いて、切手も忘れずに貼っておきましょう♪
あとはポストに投函すれば完了です。
返送された控えは、屋号での銀行口座を作る時や、他にも使う場面があるので大切に保管しておきます。
場合によっては提出する必要があるその他の書類
事業開始等申告書
お住まいの都道府県税事務所に提出します。提出期限は自治体によって違います。
提出は任意と言われていますが、せっかくですので出しましょう♪
この書類は開業Freeeでは作れません。
お住まいの都道府県のホームページなどで、申告書の入手の仕方や提出期限、送付先などを調べます。
PDFファイルがダウンロードできるようになっていたらそれをダウンロードして印刷して、空欄を記入すればOKです。
この書類は都道府県税事務所に提出するので、税務署に送る開業届や青色申告承認申請書とは別の封筒で郵送します。
コピーを取って控えと一緒に、自分の住所と名前を書いて切手を貼った返信用封筒を同封すれば、受付のハンコを押して控えを郵送してくれるそうです。
私はこちらの控えは必要ないと思い、控えは返送してもらいませんでした。
青色事業専従者給与に関する届出書
条件を満たした家族や配偶者への給料を経費にすることを認めてもらうために必要な書類です。
自分の収入から家族にお給料を払っていたら提出します。
この書類も必要であれば開業Freeeで開業届などと一緒に作れます。
提出期限は1月15日までに事業を開始した人は、その年の3月15日。1月16日以降に事業を開始した人は、開業から2か月以内です。
給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書
従業員を雇って源泉徴収をする時に税務署に事前に提出する書類です。
この書類も開業Freeeで開業届などと一緒に作れます。
提出期限は、従業員を雇うことになってから1か月以内です。
開業の手続きはやってみると意外と簡単です♪
開業の手続きって難しそうだし、主婦や学生でも出さないとならないのかな? とか不安だったりするかもしれません。
でもやってみると意外と簡単で、開業Freeeを使えばあっという間に作れてしまいます。
それに税務署まで行かないとならないのって面倒だなって思うかもしれませんが、郵便で出すだけで手続きもできます。
不安だった人も思い切って開業届を出してみてくださいね!